あの時の誰かへ
確かあれは高3の12月、
English Communicationの授業のとき
これまでの学校生活を振り返ってスピーチをする機会がありました
テーマは何でもOKとのこと。自分なりにちゃんと考えました。
クラスでの発表を終えると、投票の結果、クラス代表に選ばれたということを後日知りました。
そして、なんとなんと、学年みんなと先生方の前でスピーチをすることに。
当日は、違う高校に転勤してしまった先生も見に来られていたので、かなり緊張しました。そして、立った自分の目の前に座っていたのが帰国子女。申し訳なさすぎる。
でも、流暢に英語を話せるかどうかよりも、どうやって話せばみんなに気持ちが伝わるかを意識しながら、丁寧に喋りました。
というのは、長い人とは 幼稚園の時から15年も一緒に過ごしてきたから。これからは いよいよお互い別の道に進むということで、人生の大きな節目になるのではという思いが自分の中にあったからです。そういう意味で、みんなの前に立つということはとても特別なことでした。
(スピーチはとても見せられるものではないので省略します…)
そんなこんなでスピーチを無事に終え、
その後 学年みんなからコメントシートをもらいました。
仲の良い友人は 最後に名前やニックネームを添えてくれていましたが、基本的に無記名というルールでした。コメントは日本語でも英語でもOK。
一枚一枚読みました。
思っていた以上にみんなのコメントが暖かかった。
こんなにも応援されているのかと思うと、じーんと自分の中で何か込み上げてくるものがあって、トイレでひっそり泣きました。
中に、こんなコメントが。
「良かった 素晴らしかった。私が今まで生きてきた中で一番良かったと思う。そして私がこれから生きていく中でもっとも素晴らしいことだと思う。」
ここでぶわっと涙が出ました。すごく嬉しかった
受験期は普段よりセンチメンタルだったのもあるかもしれません
上手く伝えられないけど、
ああ、この人に自分の気持ちはちゃんと伝わったんだろうなという安心と、
私のスピーチを通して誰かの心に影響を与えることができたんだなという嬉しさがあった
涙はきっとそれのせい
誰なのかは今でも分かりませんが、きっとこの言葉は一生忘れられないと思います
言葉に救われるってこういうことなのか。
その感想があまりにも嬉しかったので、コメントシートをもらった当日に 文章を別のところに書き写していたのですが、
ここにも記録しておきます
そして、この場で言わせてもらいます
素敵なコメントありがとう。
みんなにも伝えたい。
ありがとう!夢を叶えられるように頑張ります