子ども食堂、初実施
先日、地域で実施された「子ども食堂」に参加したときのこと。
思い出しながらメモ程度に記録しておきたいと思います。
まず、一般的に知られる「子ども食堂」は どういう取り組みをしていてどういう場所とされているのでしょうか
----------
「経済的な理由で十分な食事ができていない」「親が外出していて 自分で食事が用意できない、またはいつも一人で食べている」
子ども食堂は、そんな地域の子どもたちの居場所として、2012年頃に都内で初めて設置・実施されたそうです。
無料または低価格で食事を提供している他、宿題や自習などを教える学習支援も行っているところもあります。最近では全国各所で実施されており、大学生がサポーターとして参加しているケースも多く見られます。
実施している団体や施設によって 様式はさまざまです。
では、本題に移ります
私が参加したのは、大学のキャンパス近くで行われた「子ども食堂」でした。学生と施設の職員の方が一緒に考えたイベントで、今回が初めての実施だそうです
〈対象者〉地域の皆さん(特に子どもたち)
〈目的〉地域交流(?)
〈内容〉施設が無料の昼食を提供し、学生サポーターが子どもたちの宿題を見たり、子どもたちと一緒に遊んだりする
学生のサポーターは、4回生2人、2回生1人、1回生2人(私含む)で、5人でした。
場所をお借りした施設(老人ホーム)の職員の方、入居者である年配の方、近所にある児童養護施設の職員の方、子ども支援に関わるNPO法人?の担当の方なども数名おられました。
子どもたちは 20人以上は来たかな?休みの日だったのもあってか、すごく賑やかでした。
午前は、勉強の時間。
私は 小3の子たち(男子1人と女子2人)の算数の宿題を見ていました。筆算を習ったのは小3やったかぁ、と懐かしくなりました。
熱心に取り組む子どもたちでしたが、注意深く見ていると計算ミスがちらほら。しかし、少し働きかけるだけですぐに自分で気付いてくれるので、指導もスムーズに進みました。
お昼は、カレーライス!それから、卵スープとマカロニサラダ(たぶん)とパイナップルを食べました。
終始 会話が絶えず、みんなが笑顔で過ごしてくれていました。私自身もとても楽しかったです。
そして、大人と同じ量の食事をなんとか完食し、「全部食べれた!!!」と揃って自慢してくる子どもたち。かわいかったので褒めちぎりました。笑
この時間を境に、子どもたちとの距離がぐんと縮まったように感じました。
午後は、フリータイム。
オセロをしたり、施設にあった椎茸の原木を観察したり、お菓子を食べたり、自由に過ごしました。
サポーターのお兄さんに肩車をしてもらっていた わんぱくっ子もいれば、私の似顔絵を書いてプレゼントしてくれた女の子(ブルゾンちえみのモノマネがめちゃくちゃ上手い)もいました。
夕方になり、「またね!」と笑顔で帰っていく子どもたち。楽しんでくれたようで何よりでした。
そんなこんなで、第1回 子ども食堂 終了。
----------
以下、振り返り
今回のイベントは、子どもの貧困を解決するためではなく、地域交流というような目的のもとで「誰でも来ていいよ」という受け入れ方を取っていました。それもひとつの方法として大いにありかなと思いました。 対象者を絞らなかったので、その分 子どもたちも気軽に来れたと思います。和やかな雰囲気だったのも良かったです。
しかし、今回は年配の方もいらっしゃったのですが、私も子どもたちも、あまり上手くコミュニケーションが取れませんでした。積極的に交流していくべきでした。
そして、このようなイベントには初めての参加だったこともあり、活動終了後はかなり考えさせられました。
具体的には、運営側(サポーター側)として然るべき振る舞いや、小学生との接し方、心地よい場所作りについて、今後の進め方、などなど…
これからも継続的に実施していくとなると、
金銭的な問題、サポーターの確保、実施する頻度、参加する子どもたちの人数、施設の都合など、ぱっと思いつくものだけでも これだけ検討すべき要素があります。
企画の考案、運営、実施は規模が大きくなるとますます大変なことがよく分かります…
企画運営、そして実施へと繋げた先輩方(4回生など)に話を聞き、可能であれば来年、再来年も続けていけたらと思います。
また今年の夏頃に第2回を実施できたらいいねと、施設の方とお話があるそうなので、次回もぜひ参加したいです。
以上、振り返り兼感想でした。偉そうな書き方をしてしまっていますが、運営した張本人でもなんでもなく、ただの一参加者です。すみません。
----------
ふう。こんな拙い文章でさえ 考えるのに何日もかかりましたが、めげずに今後も継続させていきたいです。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。