The Spice Of Life

人生に、スパイスを。

熱気に満ちた阿波おどり

 

最近やっと心と時間に余裕が出来たので、この夏の活動報告をちまちましていきたいと思います。

 

お盆の時期は、3日間徳島県に行っていました。

そう、ちょうど阿波踊りシーズンです!

 

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お昼集合だったので、数時間前に現地入りした私は、一人で徳島の地をぶらり歩きしていました。駅前にはすでに踊り子さんがちらほら。

阿波踊りミュージアムとその周辺を見て回ったり、大丸で行われていた写真展を鑑賞したりと、わくわく。

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今回の活動は、遊覧船運営のお手伝いと、屋台の出店エリアを回ってゴミ拾いのボランティア、などなど。

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遊覧船の受け付けは朝からだったのですが、天候に恵まれたのは良かったもののお昼時には真夏日ほどの暑さに。表に出ているメンバーをこまめに入れ替え、水分補給を促し、ワークキャンプリーダーを中心にたくさんの人が熱中症対策を呼び掛けてくれていました。

おかげで体調は崩さなかったものの、夜21時~22時頃まで続く一日中の立ち作業、そしてそれが数日続き、なかなか足が辛かったです。私たちのメンバーが来る数日前から活動をしていたチームの皆さんもいたので、彼らはもっと疲れていたに違いない…本当にお疲れさまです…!

 

「どこから来られたんですか?」「東京です!」

 "Where are you from?"  "From Bali !"

受付の間はそんな会話を時折楽しみました。やっぱり阿波踊りシーズンは遠方から来る観光客の方が多いようです。今は遠くに住んでいるけど実家が徳島という人もたくさんました。外国人の方もちらほら。

 

ちなみに一緒にボランティアをしていたメンバーにも外国人が沢山いました。違うグループだったのであまり喋れませんでしたが、出身国が本当にさまざま!刺激的でした。

 

 

 

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日が暮れ始めると、屋台が営業を始め、街のあちこちで阿波踊りを踊る「連(れん)」が見られます。ステージで踊る連も。阿波踊りは見ていて飽きが来ず、愉快な気分になれます。生で見学すると迫力満点!絶対に一度は生で見てほしいです。

 

 「連」というのは阿波踊りを踊るチームのようなもので、連ごとに踊りの上手さや所属メンバー、人数の規模、雰囲気などが違っています。男女で分かれている連もあれば、パフォーマンス性やエンターテイメント性を重視する連も。わたしが名前を知っているのは、ホルスタインクラブ(さっき載せた牛さんの衣装は彼らです)、土成(どなり)、寶船(たからぶね)などなど、個性豊かな連の数々です。
 
「寶船」は東京の連のひとつで、とても有名だそうです。

寶船(宝船)|日本初のプロ阿波踊りエンターテイメント集団

Japanese Traditional Dance "Awa Odori" Japan Expo 2015 in Paris(at Main Stage)|TAKARABUNE(寶船/阿波踊り) - YouTube


目の前で実際に寶船の踊りを見たのですが、衝撃的でした。狂気的で、まるでただ者ではないような、身の毛がよだつような、そんな感覚を覚えました。彼らは「伝統を覆すパフォーマー!」といった表現が正しい気がします。新しい。

 

 

 

そして鮮やかな提灯が辺りを彩り、街全体が一気に活気づきます。あっという間に溢れんばかりの人、人、人。少し歩いただけで、屋台からは美味しいにおいが止まりません。

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そして、暗くなると一層、遊覧船も大賑わいです。

徳島の夏!盛り上がりもピーク。

 

 

ホルスタインクラブはわりとオープンな連のひとつのようで、遊覧船の運営やごみ拾い活動が終わった頃の時間になると毎日、私たちワークキャンプメンバーもみんな輪に混ざって一緒に阿波おどりを踊りました。

踊り方はやさしく教えてくれるので安心です。大事なのは恥を忘れて思いっきり楽しむこと。いやぁ、楽しかったです。少しの時間でしたが笑い疲れた、そして踊り疲れた。

 

 なんと、23時頃まで踊り続けます。毎晩、何日間も。

 「さあ、みなさん!踊りましょ!警察が来るまで踊りましょう~!」って。

別にバレたらあかんとかそんなんではなくて、むしろ一番警察署に近いところで踊っちゃってるんですけどね。笑   こんなおふざけも毎晩です。

最高にパワフルでした。

 

 

 

 二日目の早朝には、船で川を一周し、浮かんだゴミを網で拾う作業をしました。水面には何もないのが理想ですが、時折目を引くごみの数々。これでは遊覧船に乗って辺りを気持ちよくクルージングするときに、ふと気になってしまいそうです。

網の使い方が思ったよりも難しくコツを習得するのに苦労しましたが、1時間にもわたる作業の結果、なんとか清掃活動を終えることが出来ました。

 

 

一日目の夜に引き続き二日目の夜も経験したのが、ゴミ拾い。ボランティアとしてこういった活動に参加するのは初めてでした。

まぁこれがひどい状況で、ゴミ箱からは溢れんばかりのごみ。屋台の出店エリアに設置されているゴミ箱が圧倒的に少ないように感じました。「ごみステーション」という、係の人がゴミ箱の前に立って分別を促している場所もあるのですが、街中を行く人々は分別をめんどくさがり、普通のゴミ箱を探していました。ステーションの数も少ないです。

 

特にひどかったのが、自動販売機横のゴミ箱です…

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横から見た図。

 

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後ろから見るとこんな感じ。

(絶対入れるときに投げたせいで後ろに転がってる…)

 

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自販機のそば。

 

特に処理に困ったのが、缶ビールやジュースの飲み残しと、かき氷の余ったシロップでした。

そのままゴミ袋に放り込むわけにもいかんしな…と、結局下水道に流してから捨てましたが、これも考え物。何でも流していいかって言われると違うよなぁ、と。ビールやジュースは飲み残さない、シロップも出来るだけ残さない、誰にもそう意識していてほしいけど、どうしても起こってしまう問題について対策は考えるべきですよね、うーん。

結局見つけたゴミたちはほとんど拾い、ペットボトルはキャップとラベルを外し、缶・ビン・プラスチックはきちんと分けて捨てました。分別作業に嫌気がさすほどのごみの量でしたが、なんとかやり終えたあとは、「なんで関西からわざわざボランティアに来て、年に一度のお祭りの時期に街の美化活動に励んでいるんだろう…」と情けない気持ちになりました。ボランティアは好きでやっているからいいものの、これってやっぱり地元の人々にこそ考えてほしい、取り組んでほしい問題だよなぁ、と。

 

最後、私と友人との二人で集めたごみ袋は2時間半でざっと6~7袋分ほどでした。人々のマナーが悪い・常識がない、それはもちろんのことですが、やはり運営委員会みたいな組織の方々も巻き込んで真剣に話し合う必要があるかと思います。設備体制も整っていないのは事実だと思うので。

 

 

まぁ誰もが気持ちよく祭りを楽しめるのが一番なので、まずは来年に期待!ですね。終わったことは仕方ない。少しでも今年の反省点が改善されるといいなと思います。

 

時系列バラバラですが、

これにて、3日間の活動終了!短かった!

 

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最終日のお昼には、JR徳島駅近くの「堂の浦」というお店に行きました。

猛暑のさなか開店前から並んで、やっと食べることが出来たのは「鯛塩ラーメン」!

 

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唐揚げとやみつきキャベツがついていて、最後にご飯で締めるのが正しい食べ方だそうです。

美味しかった!おすすめです!

 

あとは、すだちジュースも鳴門金時アイスも美味しかったです。やっぱりご当地グルメを食べることが、遠方に来た楽しみのひとつになりますね。

 

 

 

徳島、また来年も来ようと思います。次もお盆の時期がいいけど、その時はボランティアより観光メインで個人的に、がいいかな。

 

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眉山の展望台から見た風景。

徳島市内が一望できます。海が青々としていて綺麗でした。そして何よりいい天気!

 

 

ふう、それではおやすみなさい。

(写真の多い投稿はパソコンで見ることをおすすめします。写真が大きく表示されて見やすいかと。あと、携帯版とはまたブログデザインを変えているので、良ければ一度確認してみてください。)